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ピアノの音符について: 初心者のための楽譜の読み方ガイド

piano notes

ピアノは、現在最も人気のある楽器のひとつであり、ピアノの楽譜の読み方を知りたい方はきっとたくさんいらっしゃると思います。音符の意味と読み方を学ぶことは、ピアニストにとって不可欠なスキルです。このピアノ楽譜についての記事で役立つヒントを学び、自信を持って新しいピアノ曲に取り組みましょう。

ピアノの音符を理解することは、言語を学ぶことに似ています。最初は少し時間がかかるかもしれませんが、一度その仕組みを覚えてしまえば、どんな曲でも弾けるようになります!

キーポイント

  • ピアノの音符には名前がついており、どのようなキーボードでも白鍵には「a、b、c、d、e、f、g(ラ、シ、ド、レ、ミ、ファ、ソ)」という7文字が使われています
  • どのようなキーボードでも、白鍵と黒鍵のパターンは同じです
  • たった2つの音符を見るだけで、鍵盤上の位置は特定できます
  • 楽譜は「五線譜」というものに書かれますが、これは「5本の線とスペース(=間)」で構成されています
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ピアノの音名とは?

ピアノの鍵盤にはそれぞれアルファベットの名前がついており、英語のアルファベットと同じように順番に並んでいます。これを音名と言います。下の図に見られるように、ピアノの白鍵はAからGの名前がついており、Gまでいったら、またAから繰り返します。

ピアノ 音符 読み方

黒鍵にも名前があります。「#」の記号は「シャープ」と読み、「b」記号は「フラット」と読みます。

ピアノの音符の学習

もし、この記事を読んでいるあなたが初心者の方であれば、「経過音」といった高度で複雑な音楽用語を避け、今は白鍵に集中しましょう。ピアノの鍵盤上で、どの音符がどこにあるかわからない場合は、次のことを覚えておきましょう。

  • C(ド)は2つの黒鍵のグループの左側
  • F(ファ)は3つの黒鍵のグループの左側

ピアノの鍵盤はすべて「オクターブ」で並んでいます。つまり、8つの鍵盤によるひとつのグループがあり、すべてのピアノ鍵盤は「C、D、E、F、G、A、B、C(ドレミファソラシド)」という順番に並んでいます。その後も同じパターンに従って、次の8つの鍵盤グループが並んでいます。ピアノの鍵盤の左側は音程が低く、右側は音程が高くなっています。

右手で弾く音符は 高音部記号(ト音記号) 、左手で弾く音符は 低音部記号(ヘ音記号)で書きます。こうすることで、ピアノのすべての音符を問題なくカバーできるようになるのです。

音名認識とマーク音

初心者が音符を読む練習方法には様々なものがあります。ここでは、以下の3つのアプローチをご紹介しましょう。

  • 音名認識法とマーク音認識法
  • 音程認識法
  • パターン認識法

このピアノ楽譜ガイドでは、それぞれの練習方法の長所と短所を紹介します。どの方法が自分に最適かを判断し、ピアノの曲を学ぶの役立てていただければと思います。

音名認識法

五線譜のすべての音名を認識する方法です。ピアノ教師の多くは、ここで暗記しやすいようにに英語の音名フレーズを使用します。

すでにご存知のものもあるかもしれません。ト音記号上の音符から始めてみましょう。

下の画像を見て、音名とフレーズを確認してください。

音符の認識

この音名フレーズは「下から上の音」を覚えるのに使います。そして「線」(または「間」)だけに適用されることに注意してください。

ト音記号の線上にある音符は「 E – G – B – D – F」となっています。

そのままアルファベットの並びを覚えてしまうのも良いですが、ドレミ読みであれば「(ミ)見事な、(ソ)速度で、(シ)疾走する、(レ)列車に乗る、(ファ)ファミリー」という風に覚えることもできます。 

今度はト音記号の「間」にあるピアノ音符を見てみましょう。「FACE(= 顔)」という単語になっていますね。

次にヘ音記号について説明します。並び方は同じですが、音名と音高が異なります。

ピアノの音符

ヘ音記号の線上にある音符は「G – B – D – F – A」となっています。

こちらについても、そのままアルファベットの並びを覚えてしまうのが良いですが、ドレミ読みであれば「(ソ)外の、(シ)芝生で、(レ)練習する、(ファ)不思議な、(ラ)ラクダ」という風に覚えることもできます。 

ヘ音記号の間上にある音符は「A – C – E – G」です。

ドレミ読みであれば「(ラ)ラッパーと、(ド)ドラマーが、(ミ)水辺で、(ソ)ソフトクリーム」という風に覚えることもできます。 

この2つの文章を覚えると、音符の位置と名前がすぐに分かるようになります。あるいはこのようなフレーズを自分で作ってみるのもいいかもしれませんね。

音名認識法の長所と短所

長所:

  • 音楽理論を学ぶときや、誰かとコミュニケーションをとるときなど、非常に具体的な指示が必要なときに最適な方法です。例えば、先生が「最初の小節はF(ファ)から始めましょう」と言う時に最適な方法と言えるでしょう。

短所

  • 学ぶのに非常に時間がかかります。
  • ピアノの音程を覚えるのが難しくなる可能性があります。

マーク音認識法

マーク音(= 目印となる音符)を認識することは、ピアノの鍵盤上の音名を覚えるのにポピュラーな方法です。先ほど解説した方法のように、ピアノのすべての音名を覚えるのではなく、高音部譜表および低音部譜表にある4つのマーク音だけを覚えます。このほうがずっと簡単なので、正確さと学習スピードが上がるはずです。

基礎の解説は以上です。次は「音程認識法(インターバルメソッド)」を使って、ピアノ譜表や隣接する音符を読めるようにしましょう。

ピアノの音符練習

マーク音認識法の長所と短所

長所

  • 素早く簡単にピアノの音符を覚えることができます。
  • 譜読みのスピードが速くなります。

短所

  • 問題の解決が難しくなることがあります。合っていないように思える音を弾いた時に、もしその音がマーク音でなかった場合、自分が弾いている音の特定が難しくなるでしょう。

音程認識法

これはピアノ楽譜の読み方を、より直感的に学ぶ方法です。マーク音認識法と組み合わせて行います。最初の音符を確認することから始め、次に譜面を追っていきます。上下に動くのか、一歩ずつ動くのか、それとも跳躍(スキップ)するのか、それとも同じ位置にとどまるのか、といった動きを見るのです。

次に、今弾いている音との関係に基づいて次の音を弾きます。これは、次の音の名前が分からなくてもできます。自分の指がメロディの動きを追うようなイメージで、ピアノの音符を練習してみましょう。

これはとても効果的な方法のひとつで、特に「きらきら星」のSkooveレッスンは、この音程認識法の練習に最適です。

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音程認識法の長所と短所

長所:

  • 個々の音符を別個のものとして扱うのではなく、すべての音符をまとめて読むことができるようになります。(ピアノが上達していくと、一度にひとつの音符を弾くのではなく、小節全体を数秒で演奏することができるようになります)

短所:

  • 間違えて実際の音より高い音や低い音に移動してしまうと、それ以降の他の音もすべて間違ったものになってしまいます。
  • 音程を使って楽譜を読むには、自分がどの調にいるかを注意深く考える必要があります。

ピアノの音名を覚えるための一番良い方法

ピアノの楽譜を読むということは音名と音程を読めれば良いということだけではありません。言語の文字の読み方を学ぶのと同じように、ピアノの音名の読み方を学ぶことは重要です。しかし、最終的には耳で聞いてピアノを弾けるようになるのが一番良いと言えるでしょう。

1. 楽譜の読み方のコツ

音程認識法を使って音符から次の音符まで読めるようになったら、一度に3つまたは4つの音符のパターンを弾くことに挑戦してみましょう。これにより、最小単位の音楽的なボキャブラリーやフレーズを感じることができます。その際、4分音符、2分音符、全音符のリズムのメロディを弾くのが最も簡単です。左手よりも右手に集中して、メロディを意識しながらゆっくり弾いてみましょう。

モーツァルトの「ソナタ第11番」のレッスンは、ピアノの音符の覚え方を学ぶのに最適です。

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2. 多角的な学習

初心者がピアノで音符を弾けるようになるための練習はひとつだけではありません。そのため、複数の練習を「多角的」に組み合わせることが、技術を向上させるのに役立ちます。ここでは、そのような多角的学習を実現する4つの練習法をご紹介します。

  • 鍵盤位置トレーニング
  • 調性感覚トレーニング
  • 耳のトレーニング
  • 手のトレーニング

3. 鍵盤位置トレーニング

鍵盤の位置に対する感覚をトレーニングします。例えば、中央C(ド)から4つ上に移動すると、F(ファ)になるという動きを練習します。これは上に上がる形(上行形)でも、下に下がる形(下行形)でも良いのですが、かならず始めの音と最後の音を意識して弾きます。最終的な目標は、鍵盤を見ずにこれらの音が分かるようになることです。

この練習を始めるのに最適なタイミングは 、ピアノの音階を学ぶときです。音階の中でランダムに音を止め、鍵盤を見ずに今弾いた音の名前を当ててみましょう。

4. 調性感覚トレーニング

自分が今何調にいるかを知ることは、ピアノで音を覚えるための最も重要な方法のひとつです。流暢に楽譜を読める人は、単に音やメロディを覚えているだけでなく、調性の知識を使って、曲の中で出てくる可能性の高い音符を予測していたりします。たとえば、Gメジャーの曲はG(ソ)で終わる傾向があります。「きらきら星」のようなGメジャーの簡単なピアノ曲を演奏する場合、最後の音は通常Gになります。このように、調性を知っていると正しい音を予測するのが簡単になるため、演奏するのに役立つだけでなく、全体的なパフォーマンスを向上させることが可能です。

5. 音を聞き分ける耳を鍛えよう(耳のトレーニング)

音を聞き分けられる能力は 音楽家にとって不可欠なスキルです。楽譜の読み方や指の動きの練習に追われて見落とされがちなのが、この耳のトレーニングです。

ソフト・セルの「Tainted Love」という曲の最初の4小節をSkooveで練習してみましょう。

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Skooveのオンラインピアノレッスンの良いところは、 リズムやメロディの大まかな形を理解することに配慮されていることです。 自分のイメージした音の正確さではなく、その過程とそこから得られる気づきが学びとなるのです。

6. 手のトレーニング

音程認識法で正しく演奏するためには、各音符に対して、ひとつの指で弾くようににしなければなりません。これは簡単なことのように聞こえますが、実際弾いてみるとすごく不自然に感じる方もいるようです。もし、あなたが読譜の正確さに悩んでいたり、上達が遅いと感じているのであれば「ひとつの指で、ひとつの音を弾く」という練習が足りないのかもしれません。ここでとても役に立つのは、ピアノの音階を定期的に練習することです。

7. 音名フレーズを使う

このブログの「音名認識法」のセクションでご紹介したフレーズを使って音名を覚えることも、楽譜を読むのに役に立ちます。

ピアノの音名を覚えるときによくあるミス

この練習の際に、初心者が間違えやすいポイントと、それを避ける方法を挙げてみましょう。

  1. 緊張した指で弾く:緊張した状態や指を延ばした状態でピアノを弾くと、指の動きが硬くなり、上達が遅くなってしまいます。指を少し曲げて、リラックスした状態を保ちましょう!
  2. 早く弾きすぎる:歌やピアノの楽譜の音を覚えるのに、最初は早く弾きたくなるものですが、初めはゆっくり弾いて、あなたの指に記憶を定着させるようなイメージで練習しましょう。こうすることによって、ミスタッチを防ぐことができます。
  3. 指に力を入れすぎる:ピアノの鍵盤を押す力は、指ではなく腕から出しましょう。指に力を入れすぎていると疲れてしまい、長い曲を弾くスタミナがなくなってしまいます。
  4. 定期的な練習を行っていない:演奏の上達にはこまめな練習が欠かせません 。少しでもいいので、毎日練習することを目標にすべきです。1日10分練習するだけでも大きな違いがあります!
  5. 同じ難易度にとどまっている:1曲マスターしたら、新しい曲に移る時です。Skooveには何百もの曲がラインナップされています。別の曲に移って、より高い技術レベルに到達するための挑戦を続けましょう。
  6. 難易度が高すぎる曲を選んでいる:しかし、その一方で自分の実力の範囲内にある曲を選ぶように注意しましょう。難易度が高すぎると演奏で挫折してしまうだけでなく、適切ではないテクニックを身につけてしまい、それを直すのに長い時間がかかってしまうこともあるのです。
  7. 常に鍵盤のほうを見てしまう:これはピアノの音を学ぶ際にマスターするのが難しいスキルかもしれません 。でも、このブログで紹介したコツを参考にして、ぜひピアノの鍵盤の音を覚えてください。
  8. 常にCメジャーで弾く:シャープやフラット記号がないので、ハ長調の曲は弾きやすいと言えます。最初はCメジャーから始めるのが良いですが、Skoove で他の調の曲も試してみましょう。

ピアノの音を使って、音楽家は何をするのでしょうか?

ピアノで楽譜を読むことについての解説は以上です。これで、楽譜を読むのがより簡単になり、ピアノの初見能力の向上にもつながります。

ピアノの音符の読み方を知ることは、学習プロセスのほんの一部に過ぎません。曲の意図や感情、コミュニケーション、つながりといったものは、音符そのものには書かれていませんが、それでも楽譜はピアノ演奏に欠かせない構成要素です。では、そのようなことを学ぶにはどうすればいいのでしょうか?

そこで、Skoove の無料トライアルを試してみましょう。たくさんの曲と効果的なレッスンが用意されており、ピアノの技術を向上させるための優れたコースもあるので、このブログで取り上げたトピックの理解を深めることができます。実際に曲を弾いている指の形を見たり、スピードを落としたりしながら学ぶことができるので、ここで紹介した練習や提案の多くを実践することができます。

みなさんにとって、楽譜を読むことが楽しくなるといいなと思いながら、今日はここでおしまいにしたいと思います!

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このブログ投稿の著者について 

アルヴィン・シップ(Alvin Shipp)は、オレゴン州ポートランド出身のマルチインストゥルメントプレイヤー、作曲家、パフォーマー、プロデューサー、教育者であり、現在はドイツのベルリンを拠点としています。アメリカおよびドイツで幅広く活動し、今までに15枚以上のアルバムをリリースしています。その一方で、15年以上にわたって上級レベルの生徒に音楽のレッスンを行っており、現在はフリーランスの作曲家、ミキシング&マスタリングエンジニア、教師として活動しています。

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